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おりってばが?(訳注:私ったらおばかさん)な土曜日 *25 Jul 2009 (Sat)*

 

  

先月末から市松模様が気になりだして仕方なかったのです。

頭の中がほぼ市松に占領された頃、そこに突如金魚が泳ぎだし・・・でチャート作ってみました。

で、今月初めには刺しあがっていたのですが、さて仕立てにかかろうとしたそのとき、

金魚は跡形もなくどこかへ泳ぎ去っていた・・・もといステッチした布、行方不明じゃん!!

この部屋に数々ある(らしい)ブラックホールへ飲み込まれたのか?

私の整理の悪さは筋金入りだが、ちょっと悲しすぎる。秋深まる頃に発見されてもなぁ・・・

と思っていたら、今日出てきたのです!!どこにあったかというと自作チャートのバインダー、

和風連続模様の間に挟まってマシタ。。。

以前、"きいろなのはな蝶々千代紙"な〜んていってちょっレトロっぽいのを作ったことがあって

その時から金魚も作りたかったんだけど、当時は肝心の金魚のフォルムがうまく取れなくて諦めたのでした。

今回ヒレをアウトラインバックステッチでやればいいかも!と思いついてめでたく刺しあがったときに、

そういえば以前の図案と見比べたような記憶がうっすらと・・・。で挟んじゃったんですね。。。

 

お仕立てはがま口に初トライしたいなと思って、早速取り掛かろうとしたところ、

むむむ、サイズ的になんかムリッ!!まぁ、最初に図案ありきで始めたことは事実なんだけど

刺している途中にもがま口仕立てのことは頭をよぎったんだから

そのときに調整すればよかったんじゃないのか?自分!!なんともトホホな状況であります・・・

あ〜、ホントこの性格なんとかしたいわ、一瞬自分をやめたくなりマシタ。。。

 

私のはポシャってしまったので、以前Tさまから頂戴した

世にも美し〜いがま口の画像で目の保養をしていってください。

 

こんなふうに素敵なお仕立てが出来るのはいったいいつになることでしょう。

永久にこないかもしれないな・・・・。

 

金魚の図案はフリーチャートに掲載しました。

はっきり言ってかなり刺しづらい図案ですがよろしかったらこちらからどうぞ→(to free chart)

 

バカボン柄とかきつねとか *25 Jul 2009 (Sat)* 

 

  

3連休は自分なりに結構がんばりました。なかでもまとまったお休みがないと着手しにくいのが服作り。

若い頃は勢いでがが〜っとやってたような記憶があるのですが(いわゆるコワいもの知らずですね)

近頃では本を見ながら何回か頭の中であ〜やって、こ〜やってとシミュレーションしないと出来ないのです。

去年、なぜかいきなり洋裁復帰モードになり(ただし夏服限定)、結構布を買い込んでいましたので、

その布も消化しなくては!と思っていたのです。

↑(左)の布はかなり気に入って購入。ちょっとワッシャー加工入ってるかな、っていうような

サッカー地に似た風合いの軽い布でなによりバカボンぽい柄が1年ぶりに見てもいいカンジ(V^-^)

無難にスカートにするか、それともブラウスにするか迷っていたのですが、

春に紫の花柄スカートを作ったこともあり、今回はカシュクール風オーバーブラウスに決めました。

しかし気に入った布ではあるものの、素材的にも柄的にもパジャマっぽくなっちゃいそう・・・

という一抹の危惧もあり。。。

後ろボタンを残しほぼ完成したのですが、やっぱりパジャマかも・・・。しかも襟元の交差部分からして

なんか病院で着るようなあんな感じかも〜〜。さらに袖につけたフリルがそれを増長させてるような・・・。

ちょっと微妙かも・・・とかいいつつ着て歩いちゃうかも。そしてイカれた人と思われるかも!

 

あと、スケジュール通りには行かなかったのですが、

少しずつ自作のチャートの整理もしたいと思う今日この頃。作りっぱなしだから〜。

とりあえず↑(右)のきつねをフリーチャートとしてUPしてみました。(チャートはこちらから)

某雑誌のオーダーで作ったものですが、著作権を放棄したくないという私のわがままなお願いを

受け入れて下さり、発売から半年後以降は好きに使ってもよいとお許しを頂きました。

腰が重くて、約束の半年どころかもう1年以上もたってしまったのですけれどね〜!

いろいろあったのですが、このきつね、妙に東洋的だなって自分では思えるんです。

海外のチャートにもきつねはたくさん出てきますよね。たいがい何かを追いかけてたり、追いかけられたり。

多分牧畜とか肉食とかそういう風土環境からするときつねってそういう存在なんでしょうね。

日本では人を化かしたりもするけど、神さまだったり(お稲荷さんとか)ちょっと扱いが違ってますよね。

稲作系風土からすると、きつねは時には悪さもするけど、畑や田んぼを荒らす小動物を狩ってもくれる

役に立つ獣という面もあったのかもしれませんね。

東洋的なものとか日本的なものとか(ただし、"お軸"的じゃないもの)、

作れたら言いなぁってホント以前から思っていたのですがヒントは意外とここらあたりにありそうです。

 

 

夏野菜とかハーブとか *18 Jul 2009 (Sat)*

 

   

7月の3連休を有意義に過ごそうと思って、昨日(金曜日)のお昼休みにやりたいことをリストアップ。

出てくるわ、出てくるわ、ぎっちり詰まったスケジュールを見ただけで一気にお疲れモード。。。

ぜったい無理だわ、こりゃ半分も出来そうもないわ。

まぁ、努力目標ということで一つでも多く出来ればいいか。

そのリストの中の一つがピクルス作り。いつも柱の影からのぞかせていただいてるTさんのサイトで

ピクルス発見!おいしそう!そういえば去年はつけなかったので、今年はぜひ!!と思ったのでした。(左)

 

本当は、ハーブとかもっと入れるとおいしく出来るのですが、

C市に移り住んでから、土を処分するのがとても大変そうなのでベランダガーデンをあきらめてしまいました。

数年は土を変えずに再生材のようなものを使って保てていたものの、やっぱり植物には土と太陽。

まぁ、ステッチに夢中になってお手入れもなおざりだったとは思うんですが、最後のほうは

同じように種を撒いても可哀想なほど育ちが悪くなってしまって、宿根草も次々枯れていくし・・・。

C市一応って"花と緑のうんたらかんたら"って銘打って、商店街などでは一店一鉢運動とかやってるけど、

それなら、このあたりのことももう少し考えてもらえないかなぁっていつも思ってしまいます。

タケダ(だったかな?)から燃やせる土も出ているんですが、回収の人に燃えるって信じてもらえなかったら

持って行ってもらえないんですものね。。。

 

ということで、本当はディルとか入れたかったけどスーパーでも見つからず、悲しくもパセリの茎で代用、

後は定番のロリエと鷹の爪、ハーブが少ない分風味付けになるかなとたまねぎもちょっと入れました。

そして容器を二つに分けて一つにはにんにくも漬け込みました。

ガーリック風味が加わるともっとおいしいのですが(自分的には)、朝とかちょっと食べられないもんね〜。

 

ピクルスをつけたら、なぜかラタトゥユも無性に食べたくなってありあわせの夏野菜で作りました。

さいわいズッキーニがあったのでなんかちょっとそれっぽくなりました(笑)。

これもエルブ・ド・プロバンスをたっぷり入れると香りよくもっと深みが出るんですけどね〜。

エルブ・ド・プロバンスは市販でも多分売っていはずで、使っているハーブの種類や数、

ブレンドの具合が各社でちょっと違うみたいです。

自家製だと自分の好みのブレンドが出来るのでホント楽しいんですけどね。

 

久しぶりにつけたピクルスから、ハーブ栽培への欲求がムクムク湧き上がっているのですが、

今の環境のいかんともしがたさをど〜すればいいのやら。

あと、辛口の白ワインへの欲求もそれ以上にムクムク!!

お酒は控えようと心がけているのですが(笑)、多分これから買いに走ってしまうと思いマス。

 

蔵書票部、参加の巻 *11 Jul 2009 (Sat)*

 

  

数年ぶりに蔵書票部の部活に参加しました。19番というかなり古株な部員番号を頂いているものの、

すっかり幽霊部員とあいなってしまっておりますのです。

しかし、蔵書票部&蔵書票のことは折りあるごとに心にかかっていたのでありました。

にしても、近年のこちらの活動レベルは急激にアップ、

「も〜無理っ、この中に混じるなんて恐れ多いわっ!」ってことで二の足、三の足を踏み続けていたのでした。

じゃ、今回参加を決意したのは自分のレベルが少しは上がったからか?というと

そういうことでは全くなく、年とともに、ん〜、なんか図々しさのレベルが上がったんじゃないかと・・・。

 

久しぶりに参加させてもらって、まずとにかく楽しかったですね〜。ヘタだけど彫るのも楽しかったし、

他の参加者の皆さんからの蔵書票が届くのを待ち遠しく思うのも楽しかった。

そして、目にも涼しげな青い紙に包まれて届いた蔵書票群といえばも〜〜う、言葉を失うほどでした!

版権等の関係で粗相をしてしまうといけないので、画像はありませんが本当にため息ものです。

ちいさな紙片のなかに繰り広げられる世界のなんてうつくしくて魅惑的なこと!

私は布系の手仕事、本当に好きなんですけど、こういう世界は針と糸では作り出せないなぁ

と皆さんの作品を見せていただいて、陶酔や尊敬や羨望がない交ぜなったように気持ちでした。

 

違う分野の方たちとご一緒させてもらって針仕事とはまた違った刺激をたくさん頂戴しました。

なんというか、自分の作るものにあと50gぐらい「自分」を乗せられるようになりたいとか、

あと胸下3cm深く表現できるようになりたいとか、そんな気持ちがよぎります。

自分はぐ〜たらなまけものだし、前に進む力とか外に開いていく力とか上を目指す力とか、

ホントなくてダメだな〜って情けなく思うときもあるけど、もしかしたらそうした方向以外に

自分に合った力あるいは力じゃない物の放出先があるかも・・・なんてちょっと思わせてもらったのでした。

こちらの企画を取り仕切ってくださった部長のIさまに心の底から感謝です!

 

それにしても、アタシってやっぱりザツっぽい・・・っつーか、粗っぽい・・・っつーか、いわゆる粗雑・・・。

参加者のみなさまの蔵書票のなかにまじって見るとこなれてない〜って感じです。。。

なんだかんだいう前にこのあたりを真っ先に何とかせねばならんのではないか?!

 

私の彫った蔵書票は→ホントニ見ル?

 

 

J. コクトー、そして80年代音楽  * 4 Jul 2009 (Sat) *

 

先月から引き続き、なにやら勢いづいて赤×青です。

先週同じ色合いでトートを作りたいな・・・なんて書いたら、本当に作りたくてたまらなくなり着手。

もともとマリン柄を使いたいという気持ちは固まっていたのでそれに合わせて図案もおこしてみました。

仕立てあがった写真はこちらで。

メインモチーフはJ. コクトーの"耳"。(綴りまちがってないだろ〜か、↑心配だ・・・)

「わたしの耳は貝の殻、海の響きを懐かしむ」(堀口大學訳)という、あれですね。

この詩はわたしの人生最初の詩です。詩ってその前にも多分国語の時間とかに学習してたと思うけど、

なんか子ども心にもよくわからないし、あまり面白いとも思わなくて物語などのほうが好きでしたね。

ところが、何かで(多分ラジオとかテレビとかだと思うんですが)このフレーズを聞いて、

も〜、かるちゃーしょっくっっ!!なに?なんなの?

問答無用に心を鷲づかみにするこの言葉たちはっ?!ってな感じでした。

今もって何がこんなに心を捉えるのか皆目わかりませんが、変わらずにとてもとても好きな詩です。

そういえば近年、現代にそくした訳詩の本が出されたとのことで目にしたことがあるのですが、

この「耳」にしてもブラウニングの「ピパの唄」にしてもヴァレリーの「風立ちぬ」にしても

最初に読んだときほどの感動は残念ながらどれにもありませんでした。

堀口大學の訳は本当にすばらしいと思います。好みもあると思いますが、アポリネールもヴェルレーヌも

彼の訳のものは口誦性もあるし、入って来やすいにの品格みたいなのもあるし。

「ミラボー橋」なんか、も〜最高ですよね〜、泣けますよね〜。さすが日本の鶯ですよね〜。

 

・・・とJ. コクトー&堀口大學で興奮気味の私ですが、こちらを刺しているときのBGMは80年代の音楽でした。

私、短大時代レコード店(当時はレコードだったんですっ!)でアルバイトしてまして、

そのおかげで80年代初頭の楽曲、聴き放題だったんですよね。新人・新盤情報もどんどん入ってくるし。

いや〜、楽しくおいしいバイトでございました。

なかでも、安部恭弘さんとか稲垣潤一さんとか山本達彦さんとか大沢誉志幸さんとか特に好きでした〜。。。

しかし、当時の曲を聴きたいなと思っても今ではなかなか聴けない・・・はずが、

な、な、なんとYOU TUBEで聴けることを発見!!著作権とかいいのか?!などと思いつつ聴いてしまう・・・。

な、懐かしい〜〜、やっぱりいい曲だ〜、またもや泣けてしまうじゃないか〜・・・!!

いろいろ聴いてしまったのですが、↑赤×青には山本達彦さんがなぜかしっくり来てしまいました。

達彦さんはちょっとフランスぽい雰囲気がありますしね。

そういえば、コンサートにも足を運びましたっけ。あまり広くない会場だったので

本当に身近というか、そこで歌ってくれてる感がとてもよかったんですよね。

昔は端正で洗練されたすてきなお兄さまが歌ってらっしゃる的なイメージが強かったのですが、

自分がこの年になって聴くと、もしかしたらもっとナイーブな方だったのかしらと思ったりして。

歌詞だから「俺」って歌ってるけど、実生活では「僕」って言うようなおっとりさんかも(←妄想ばく進中)

小鳥の声とかバックに入れてる曲(九月のフォトグラフ、これ大好き)なんかもあるのですが、

音楽も歌い方も作為的には感じられなくて、本人素直な人なのかなぁと、思ったり。

・・・にしてもアルバム「太陽がいっぱい」のジャケットの市松タイルに

いまもむかしもとてもそそられる私なのでした。

 

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